【口唇口蓋裂】ぽこちゃんの退院日が決定!お迎えするのに絶対必要な3つのアイテム

口唇口蓋裂

こんにちはぽこぱぱです。口唇口蓋裂のため、生まれてから一人で入院しているぽこちゃん。

一人で入院させてごめんよ…。とパパもママも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そして、コロナ禍であることから面会は週に1〜3回。感染症対策のため、赤ちゃんに会えるのはママのみ。

しかし、今回は口腔外科の先生から、今後の説明を受けるため私も病院へ行くことに。

すると、GCU(新生児回復室)からぬるっとぽこちゃんが出てきました。口腔外科での診察も兼ねていたためです。

まさかの、ぬるっと初対面ただあくまでもちょっと遠目見るだけ。接触はNGでした。

さて、今回の記事では、その時に病院の先生達と話して退院後に必要になるアイテムなどがわかったのでお伝えします。

ホッツ床が完成

口腔外科の診察室に入室した我ら親子。その時、先生がもっていたのは「ホッツ床」でした。

ホッツ床って?

ホッツ床(ほっつしょう)とは柔らかい樹脂で作った入れ歯のような上顎にはめるプレート。これで口蓋裂(上顎にある穴)を一時的に塞ぎます。形はマウスピースのようなもので、事前に型取りして作られています。

このホッツ床をママが、ぽこちゃんに装着してあげました。初めての装着してあげたママは…

「すぽって感じで入った…。」という感想でした。

ホッツ床ぽこちゃんに装着

哺乳瓶でミルクが飲めるように

ホッツ床を装着したぽこちゃん。ママは病院が用意した口唇口蓋裂用の哺乳瓶でミルクを与えました。

先生は、様子を見て、ぽこちゃんが自分でミルクを飲めているかチェック。

口唇口蓋裂は唇が裂けている上に、上顎の天井に穴が空いているため、自力でうまく哺乳ができません。ホッツ床ができるまでは、胃にチューブを入れて母乳を摂取していました。

【※口唇口蓋裂の哺乳については別記事で】

ホッツ床をつけると、なんとか自力で哺乳ができるようなります。この自力での哺乳が口唇口蓋裂の退院条件の一つです。

私も遠目ながら飲む姿を観察。口唇口蓋裂用の哺乳瓶の乳首は一般のものより先端がちょっと長くなっています。

口唇口蓋裂用の哺乳瓶

乳首の中に逆流防止弁があり、哺乳中にミルクがボトルに戻るのを防ぐ。吸う力が弱い場合でも、舌で乳首を押しつぶすだけで飲める。ボトルもやらかい素材でママが握ることで、哺乳をアシストできる。業務用のため、一般の店頭では販売されていないらしい。

ぽこちゃんは、舌を一生懸命つかって、乳首を上顎に着けられたホッツ床に押し付け、ミルクを飲んでいました。私はその姿に強い生命力を感じました。

元気よく哺乳瓶かミルクを吸い出し、少しのインターバルで息継ぎ。そして、また飲み始める。85mlのミルク(搾乳した母乳)を全て飲み切りました。

退院の日が決まる

口腔外科の先生はぽこちゃんの様子を見て一言「うん。大丈夫そうだね。」

退院ができそうだと判断。その後、新生児科の先生が退院決定を最終判断しました。もう数日後には退院となりました。

ここで、口唇口蓋裂の赤ちゃんを迎えるにあたり、先生に言われた必要なものをまとめておきます。

必要①:口唇口蓋裂用の哺乳瓶

先ほども紹介した「口唇口蓋裂用の哺乳瓶」。病院ではPigeonの口唇口蓋裂用の哺乳瓶を使っていました。なので、私たちも同じものを購入することにしました。

一般的なベビー用品店の店頭では置いていなかったので、Amazonで予備も含めて2つポチりました。

口唇口蓋裂用の哺乳瓶は、特殊な構造をしているため、吸い込む力が弱い赤ちゃんでも、自力で哺乳をすることができます。

また、看護師さんにアドバイスされたのは、この哺乳瓶は特殊なもので、壊れたりした時にすぐ手に入らないことから、「予備は必ず持っておくように」と言われました。

1つだけしか持っていなかった場合、それが壊れたら、次の哺乳瓶が届くまでにミルク飲めないですからね…。

乳首だけも売ってますが、ボトル部分も通常のものとは機能が違うため、乳首とボトルのセットで購入することをオススメします。

追記:1か月使ってみてけっこうすぐに乳首がダメになるかなあという印象。乳首だけでも売っていますのでチェックしてみてください。

また大きな病院ですと医療売店で売っています。一度売り場をのぞくのもありですね。

↓こちらの記事で口唇口蓋裂用の哺乳瓶について解説しています。ご覧ください。

口唇口蓋裂用の哺乳瓶について解説

必要②:新ファストン

これは病院に言われるまで必要だと知りませんでした。事前にネットで色々調べた中では出てこなかったキーワードでした。

「新ファストン」は、簡単言えば入れ歯用品です。ライオンが作っている粉末状の入れ歯安定剤です。

ホッツ床にふりかけて装着することで、ほどよく口蓋にくっつくそうです。海藻が原料の天然素材なので、飲み込んでも心配ないそうです。

これもドラッグストアで置いてある可能性が低いためアマゾンで購入しました。

1本あれば当面は大丈夫だそうです。

追記:1か月使ってみて結構な量を使うんだなという感想を持ちました。小さいボトルも売ってますが大きなボトルを買って間違いはなかったなという感じです。こちらも大きな病院ですと、医療売店に売っていました。

必要③:口腔ケアグッズ

お口の中を清潔にするために「口腔ケアグッズ」も準備が必要です。お口の中にミルクのカスがたまるまため、1日1回ホッツ床を外すタイミングで、口内をお掃除します。

使うものは、「口腔ケアスポンジ」「ペプチサルジェントルマウスウォッシュ」です。

口腔ケアスポンジにマウスウォッシュの原液をつけて、汚れている部分を拭き取ります。口蓋裂の部分を拭くのではなく、頬の内側あたりをケアしてあげます。

※我が家の場合、口蓋裂部分についたファストンについては綿棒で慎重にとっています。口蓋に触れないように慎重にべちゃべちゃになったファストンだけとりだします。結構むずいです。無理しないように!

注意として、マウスウォッシュは、ノンアルコールで刺激が少ないものが望ましいそうです。

口腔ケアスポンジSサイズを購入しましょう!赤ちゃんなので小さいサイズの方が使いやすいです。

商品のリンクは病院で実際に使っていたもので、私も全く同じものを注文しました。

追記:1か月使ってみて。ファストンが口の中にべったりのこるのでどちらも頻繁に使います。マウスウォッシュも大きなボトルを買って間違いはなかったなという感じです。こちらも大きな病院の医療売店に売っていました。

番外:かかりつけ医

これは新生児として当たり前なのですが、小児科耳鼻科かかりつけの病院を決めておきましょうということでした。

特に口唇口蓋裂の子は中耳炎になりやすいので、よくお世話になるそうです。

私は小児科と耳鼻科が併設してあるクリニックをチョイスしようと思っています。

(アイテムではないですね…笑)

まとめ

はい。ということで、口唇口蓋裂の子が退院後、スムーズにお出迎えするために必要なアイテムをまとめました。

おさらいすると…

  1. 口唇口蓋裂用の哺乳瓶
  2. 新ファストン
  3. 口腔ケアグッズ(ペプチサルジェントルマウスウォッシュ、口腔ケアスポンジ)
  4. かかりつけ医(小児科・耳鼻科)

ぽこちゃんの退院まであと数日!なんか緊張します!!ではまた。

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