こんにちは。ぽこぱぱです。先日生まれた我が子ぽこちゃんは口唇口蓋裂です。
生後数日にして、一人で病院に入院しています。コロナ禍という特殊な時代に生まれたため、家族の面会は母親だけに限られ、父親である私も一度も会えていません。
さて今回の記事のテーマは「母乳を届けるママ」。
うちの子の場合、人中を中心に、唇の左右に裂(裂け目)があり、口蓋(口の天井)にも裂があるため自力で哺乳できません。
そのため、ママが母乳を毎日3時間置きに搾乳し、パックに入れ冷凍保存。面会のたびに子供へお届けしています。
そのことについて、“私達家族の場合は…”として、まとめていきます。
今後、同じような事を経験するであろう方の参考になれば幸いです。一読しておくと、先が見通せるので、準備がサクサク進むかもしれません。
それではいきましょう。
我が子の状態
もう一度我が子の状態を整理しておきます。
ぽこちゃんは両側唇顎口蓋裂です。人中を中心に、唇の左右に縦方向の裂け目があり、口蓋(口の天井)にも穴があいています。さらに、歯茎の一部も裂けています。
生後間もないため手術もまだ。
そのため、自分でほ乳する事ができません。自分で母乳に吸い付くことも、ほ乳瓶からミルクを飲むこともできないのです。
生まれた直後はNICU(新生児集中治療室)に入り、状態が安定してきた今は、GCU(新生児回復室)にいます。病院の方々にケアをしていただいています。
ただ、唇など口がほぼ機能していないため、“吸い付く”という行為ができません。胃までチューブを差し込み直接ミルクを入れています。
生後数日の入院生活
生後数日で一人で入院することになったぽこちゃん。
親と離れ、一人で寂しいかもしれませんが、2〜3週間入院することになっています。
当然、私たちパパ・ママも寂しいです。週に1〜3回しか面会ができません。しかも、新型コロナの感染症対策のため、子供に会えるのは母親のみ。
つまり、父親の私は子供が生まれてから一度も会えてません!(ぴえん)
面会は予約制。母親子供と接する時間は1回につき1時間程度です。
母乳を届ける生活
面会と同じくらい重要なのが“母乳の配達”。自分の母乳を搾乳し、病院に届けるのです。
赤ちゃんにとって免疫力を高めるなど、重要な役割を持つ母乳。その母乳を間接的にでも我が子に飲ませるために毎日搾乳しています。
1日3時間×8回にわけて搾乳。搾乳した母乳は、母乳パックに小分けにして冷凍。
面会の日までに溜まった母乳は、保冷剤と一緒に保冷効果のあるランチバックに入れて病院へ持っていきます。
解凍後の再冷凍ができないため、特に注意が必要です!!うちの場合は心配なので、めっちゃ保冷剤をいれてます。
(くしくもファイザーやモデルナなどのワクチンと扱いが同じですな。)
母乳は自動搾乳器を使用
さて、うちの搾乳事情もお伝えしておきます。
妻であるぽこままは、ピジョンの自動搾乳器を使い、1回につき(※片乳)、20ml〜25mlを搾乳しています。
母乳は左右それぞれのパックにわけて保存。(片方が血乳ぎみだったため。)
1日8回ですので、1日あたり400ml搾乳できていることになっています。
例えば3kgの赤ちゃんに必要な1日ミルク量を、約450mlとした時に、ちょっと少ない印象です。
ただ、妻の母乳量は徐々に増えてきた感じ。最初は全然出てこなかったと言いますが、搾乳の回数を重ねるにつれて増えてきたということです。個人差があるのかもしれませんね。
なので、「少ないかな」と思ってしまったママさんも心配しなくていいかもしれません。
ちなみに、ママ曰くこの搾乳は地味にキツいので手動ではなく自動搾乳機を強くお勧めします!かなりの重労働だそうです。
母乳バッグについてはカネソンのものをおすすめします。ママ曰く密封が簡単だということです。ヘッダーをくるくる巻くだけで封を閉じることができるので、チャック式より手間がかからないということです。また、母乳を解凍するパパ的には、注ぎ口が斜めになっていて、哺乳瓶へ注ぎやすかったです。
追記:当初少なかった搾乳量も搾乳の回数と共に増えていきました。最盛期では片方の乳につき80ml搾乳できていました。
時間がとにかくかかる
どれくらい時間がかかるのか?という所もふれておきます。
- 搾乳:左右あわせて約30分
- 搾乳機の洗浄:5分
- 消毒液に浸す:1時間
- すすぎなど:5分
妻はこのルーティンを3時間おきにやっています。
もちろんに日中だけでなく、深夜も早朝もです。
これだけ時間がかかるのだから、手動ではなく、「自動の搾乳機を買って正解だった」と妻は言ってました。
ちなみに消毒は、うちの場合、西松屋で買ったミルトンの消毒セットを使ってます。
まとめ
という事で、我が子の状態と、それに合わせた入院事情、搾乳のあれこれを記事に書きました。
子供が入院しているということは、オムツを変えたり、あやしたりという事をまだしていません。今の時点すでに大変そうなのに、世の中のママさん達は相当大変なんだな…と思いました。
つまり、妻が大変なぶん、夫は家事や育児に率先して介入した方がよいですね。これは確信しました。
※お父さんのための効率的な家事スキームはこちら記事から。
子供が生まれたあとの事務手続きは、夫が休みをとって、さっさと済ますのが“吉”です。
仕事の代わりはいくらでもいるけど、実務面、精神面共に「夫」「父」の代わりはいない!と思いました。
ではまた!
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